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国際リニアコライダー(ILC)計画の意義について、一般の方々への普及啓発を図る目的でシンポジウムを開催いたしました。
期 日:平成27年10月17日(土)13時30分~16時30分
会 場:奥州市文化会館(Zホール)大ホール
主 催:いわてILC加速器科学推進会議、東北ILC推進協議会等、5団体共催
人 数:約800名
概 要:
オープニングでは、認定こども園日高ななつ星・日高さくらの木の子供たちが、元気いっぱいの『わんこダンス』を披露。「みんなの希望 アイ・エル・シー!」とピッタリ声を揃えてのパフォーマンスに会場から、ひときわ大きな拍手が送られました。
その後、高エネルギー加速器研究機構の山内正則機構長より『加速器で解き明かす4つの謎』と題してご講演いただきました。山内機構長は、「宇宙の物理法則の研究をとりまとめ、答えを見出すのがILC。誘致をぜひ実現し、宇宙の謎を解明したい」と建設の意義を強調しました。
続いて、先端加速器科学技術推進協議会大型プロジェクト研究部会長である、東京大学山下了准教授より『ILC計画の現状と将来に向けて』についてご講演いただき、ILC計画の進行状況について、「国際設計チームが具体的な作業を進めている。関係各国の政府間の議論も一部始まっている」とのご説明をいただきました。
最後に、日本創成会議の増田寛也座長からの『ILCが築く豊かな未来』と題してのご講演にて、増田議長より、「何より大事なのは国民の熱意と意志で、岩手が中心となり誘致実現への熱を高めて欲しい」との呼びかけがなされました。
会場には、市民など約800人の方々が参加。前列に設けられた学生席には多くの中高生が詰めかけるなど、シンポジウムは盛大裡に終了しました。
