東北ILC推進協議会では、6月8日(月)に仙台市内で、2026年度総会を開催しました。
当日は、36会員にご出席いただき、事前に議決権行使書を提出された133会員(オンライン参加を含む)と併せ、169会員の参加がありました。
【総会】
開会あいさつにおいて、冨永 悌二 共同代表は、第7期科学技術・イノベーション基本計画において、半導体、AI、量子など戦略分野への投資強化が掲げられていることや、日本経済団体連合会が公表した「科学技術立国戦略」において、研究基盤整備や国際頭脳循環の強化の重要性が提言されていることに触れ、「ILCは、こうした我が国の科学技術・イノベーション政策の方向性が同じプロジェクトである」と述べました。
また、「政府の政策に高性能加速器技術開発が重要課題として位置づけられるよう、関係機関や中央の経済界との議論を深め、ILC実現につなげていくことが重要である。ILCは素粒子物理学の発展に寄与するのみならず、それを支える高性能加速器技術を通じて、半導体、AI、量子など幅広い分野への波及効果が期待される重要プロジェクトである。関係機関との連携を一層強化し、ILC実現に向けて全力で取り組んでいく」と述べました。

続いて、増子 次郎 共同代表が議長を務め、次の議案について審議が行われ、全議案が原案どおり承認されました。
第1号議案 2025年度事業報告並びに決算について
第2号議案 2026年度事業計画(案)並びに予算(案)について
第3号議案 役員の選任(案)について
第4号議案 国際リニアコライダーの日本誘致に関する決議(案)について
【講演】
総会終了後、高エネルギー加速器研究機構(KEK)機構長の浅井 祥仁 氏を講師に迎え、「ILCの現状と次のステップ」と題する講演会を開催しました。
浅井機構長からは、次世代加速器計画を巡る世界の動向とともに、ILCの特徴や優位性についてお話しいただきました。
また、ILCテクノロジーネットワークを通じた国際連携や技術開発の進展、先端加速器技術の産業応用の可能性について紹介があり、今後の課題として、国際協議の推進や国民の理解の重要性が示されました。ILCを取り巻く最新動向や今後の展望について理解を深める機会となりました。
