東北ILC推進協議会では、5月10日(木)にウェスティンホテル仙台で、平成30年度総会と講演会を開催し、村井宮城県知事、達増岩手県知事、郡仙台市長など本協議会役員、会員、自治体・企業等の関係者約200名が出席しました。(会員出席数:委任状を含め195名)
はじめに、高橋宏明共同代表(東北経済連合会名誉会長)があいさつに立ち、「本年度はILCの日本誘致に向け、我が国が重要な方針を固めねばならない正念場の年。東北地域のILC推進の司令塔であることを自覚し、その役割をしっかりと果たしていきたい。」と決意を述べました。
総会では、役員の選任について、里見進共同代表(前東北大学総長)に代わり、大野英男東北大学総長の共同代表就任が可決されたほか、事業計画および予算、ILC誘致に関わる決議が承認されました。その後、宮城、岩手両知事をはじめとする役員の皆様から、それぞれ東北誘致に向けた決意表明が行われ、正念場となる年を意識した力強い言葉が相次ぎました。
総会後の特別講演では、東京大学素粒子物理国際研究センターの山下了特任教授が、「ILCに関する最新の状況について」と題し、講演を行いました。
そのなかで、「誘致活動は概ね順調に進んでいるが、社会への周知が全国的に進んでいないのが課題」と懸念を示し、著名人らによる草の根の応援団「ILCサポーターズ」を紹介。総会出席者に対しても、ビッグバンをデザインしたシンボルロゴマークのシール(タトゥーシール)が配られ、「ILCサポーターズ」への参加を呼びかけました。


ILCサポーターズの一員であるカンヌ 国際広告祭のサイバー部門最高賞「銀賞」受賞歴もある森本晃司氏のデザイ ンに よるロゴ