3月14日(土)から3月18日(水)までの5日間、国際的な防災戦略を議論する「国連防災世界会議」が仙台市で開催されました。当会も「ILC誘致と新たな国際学術研究ゾーンを考える」と題したパブリック・フォーラム(一般公開)を開催致しました。
日時・場所:平成27年3月15日(日) AER TKP ガーデンシティ仙台 21F ホールA
主催:東北経済連合会 (共催:東経連ビジネスセンター、東北ILC推進協議会)
参加者:約300名(一般、学生、子供、外国人等)
【基調講演】
テーマ:「ILC誘致と世界に学ぶ国際都市、これからのまちづくり」
中央大学理工学部人間総合理工学科 教授の石川幹子先生
候補地である北上サイトはサスティナブルなライフスタイルを実現できる地域と述べた。また、関東大震災の帝都復興計画を立案した水沢出身の後藤新平が大風呂敷とあだ名されたことを引用しながら、ILCも行政、産業界が連携して大きな地域ビジョンを掲げることが大事であると説いた。
【パネルディスカッション】
テーマ:「ILC誘致と新たな国際学術研究ゾーンを考える」
東北大学・岩手大学客員教授の吉岡正和先生がコーディネーターを務められ、パンリストとして参加した研究者や企業関係者、キャンパスデザイナー、海外出身者らが活発な意見を交わしました。
◇山下了(東京大学素粒子物理国際研究センター准教授):
日本初の本格的な国際共同科学プロジェクトをいっしょにつくっていくプロセスに意味がある
◇三輪卓(有沢製作所専務執行役員):
ILCへの参入を通じて、東北の製造業のモノづくり技術の高度化に貢献できる
◇小貫勅子(東北大学キャンパスデザイナー):
地元の住民が、地域の暮らしの良さを理解することも大切です
◇Amanda・Krips(岩手県海外情報発信専門員):
国際学術研究ゾーンをつくるには、異なる国、文化の人たちとの相互理解が重要です