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昨年12月に盛岡市で開催された国際学会「リニアコライダー・ワークショップ」(LCWS)において、研究者間で初期投資を抑えて段階的にILCを整備することが大筋合意されました。これによりコストダウンの可能性が高まり、ILC実現に向けた局面が大きく変わりました。
また、超党派の国会議員で構成するリニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟(会長・河村建夫衆議院議員)による国際交渉や、文部科学省と米国エネルギー省による日米政府共同ディスカッション・グループによる日米共同研究など、国際間での取組も本格化しております。
こうした中、東北ILC推進協議会では、4月28日(金)に平成29年度総会を仙台市で開催、約130名の会員が出席しました。
総会では、ILCの日本誘致の実現に向けて、本協議会に設置している「東北ILC準備室」を中心に東北地域の産学官民が連携して地域の受入体制の準備を進めるとともに、政府等への要望活動や国際交渉の協力に取り組むこと等を内容とした平成29年度の事業計画及び予算が承認されました。
また、誘致に関する決議採択後、両代表、理事及び参与の皆様から、それぞれ力強いコメントが出され、東北誘致に向けた意気込みが表明されました。

