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東北ILC推進協議会では、ILC東北誘致の機運を醸成しILC建設についての理解を深めるため、ILCの建設候補地である北上サイトの視察を内容とした会員視察会を開催しました。
視察日:平成29年10月18日(水)
視察先:北上サイト(岩手県奥州市、一関市)
参加者:35名(東北ILC推進協議会会員、事務局等)
■奥州宇宙遊学館、国立天文台水沢、木村榮記念館
奥州宇宙遊学館では、奥州宇宙遊学館職員の説明のもと館内展示の視察を行いました。天文学や奥州宇宙遊学館の前身の緯度観測所に関する展示に加え、ILC関係の展示も多く見られました。ここでは参加者から、ILCと東北放射光施設とSpring-8の違いは何か、等の質問が出されました。また、隣接する国立天文台水沢の直径20mの巨大電波望遠鏡や木村榮記念館を視察しました。


■室根山山頂
東北大学大学院理学研究科の佐貫智行准教授の説明により、室根山山頂の2か所から、ILC建設候補地の全景を視察しました。


■国土交通省一関防災センター北上川学習交流館「あいぽーと」
航空写真によるILC建設候補地の位置確認を行いました。
参加者からは、
・今回の視察会に参加してILCの建設を具体的にイメージできるようになった。
・ILC建設候補地に奥州宇宙遊学館や国立天文台水沢のような施設があることを今まで知らなかった。既に宇宙の研究というILC建設の土壌があるということを感じた。
・視察に同行した地元奥州市、一関市の職員から地元の取り組みの話を聞くことができてよかった。
などの感想が寄せられ、今回の視察を通じて、ILC誘致に向けた建設候補地の地元の盛り上がりやILC建設のイメージを参加者に感じとっていただいた様子が伺われました。