Return to site
Return to site

H30東北ILC推進協議会視察会を開催しました

【東北ILC推進協議会】

· 当会の動き

東北ILC推進協議会では、ILC東北誘致の機運を醸成しILC建設についての理解を深めるため、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の会員向け視察会を開催しました。

 視察日:平成30年9月19日(水)

 視察先:高エネルギー加速器研究機構(KEK)(茨城県つくば市)

 参加者:33名(東北ILC推進協議会会員、事務局等)

■(1)先端加速器試験施設(ATF)

 試験加速器を使い電子ビームの位置制御等の研究開発を行っている施設。

 粒子の並行度を高める「ダンピング」を中心に研究開発を行い、ナノメートルレベルの極小ビームの実現を目指しているとのことでした。

broken image

■(2)空洞製造技術開発施設(CFF)

 「超伝導加速空洞」の品質向上や量産化に向けた研究開発を行っている施設。

 超伝導加速空洞の製造費が全体事業費に占める割合が高いため、KEKが開発した技術を普及することによって多くの企業が製造に参加し、コストダウンが図られることを目指している。

broken image

■(3)筑波実験棟(Bファクトリー)

 電子・陽電子衝突加速器であるKEKB(ケックビー)のある施設。

broken image

 視察したのは、地下にある体育館ほど(高さはそれ以上)のスペースに測定器が設置された場所。たまたま運転停止中であり、電子銃や測定器の内部を直接見ることができた。

■(4)超電導リニアック試験施設(STF及びCOI)

 超伝導加速システムの開発に供用できる設備が集中的に整備されている施設。

 実際にクライオモジュールを作製しながら研究開発を行っている。COIは建物は完成しているが、内部に設置する装置は整備中であった。STFよりスペースが広く、ILCで使用される実物大のクライオモジュールを作製することができるとのこと。

broken image

 

参加者からは、

・ILCi必要な設備、技術全般が理解できて有意義な視察会であった。また、ILCが日本に誘致される重要性も再確認できた。

・一つ一つの部材が大変な精度で製作され、その組み立てられた装置を見て感動しました。 

・高額な材料を少しでも安く調達できるよう工夫し、より高品質の物を仕上げるこだわりは、我々一般企業とも共感できるものであった。

 

 

 

 

 

Previous
ILC解説セミナーの開催(R1.10.5)について
Next
国際リニアコライダーの国際会議LCWS2019仙台が開催されました
 Return to site
All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OK