平成25年8月23日

ILC国内候補地の北上山地決定について

東北ILC推進協議会

代表 里見 進 (東北大学総長)
代表 高橋 宏明 (東北経済連合会会長)

本日、ILC戦略会議が、国内候補地を東北に一本化することを発表いたしました。このことは、北上山地がILCの建設に国内で最適であることが総合的・客観的に評価された結果と受け止めております。

真摯な検討を重ねてこられたILC立地評価会議を始めとする関係者の皆様のご尽力に、心から敬意を表します。

東北では、産学官からなる東北ILC推進協議会、関係自治体、地元国会議員、そして誘致推進団体などが連携しながら、東北誘致に取り組んで参りました。そのご努力とご支援にも、改めて感謝申し上げます。

本日の国内候補地の一本化により、計画の実現に向けて新たなスタートラインに立ちました。しかしながら、越えるべき大きな課題は山積しております。

先ず、日本誘致の実現には、国がILCをナショナルプロジェクトと位置づけて国家を挙げて取り組む体制を築き、予算の確保や国際交渉などを進める必要があります。

また、東北といたしまして、今後とも一体となって、ILCを受け入れるために必要な研究面や生活面などの諸準備を、政府や国民の皆さんのご協力を得ながら進めてまいります。

以上

ILCを核とした東北の将来ビジョン

震災からの真の復興のためには、震災前の状態に戻すだけではなく、東北、そして日本復興の象徴となる取組が求められます。
岩手県の北上山地が有力な候補地になっている国際リニアコライダー(ILC)は、世界最先端の素粒子研究施設であり、これを核とした、国内外の研究者が居住する国際学術研究都市の形成と、関連産業の集積等を図ることが、真の復興につながります。
そのため東北ILC推進協議会では、東北の産・学・官と連携し、ILCの東北誘致に取り組んでいます。

ILCを核とした東北の将来ビジョン -東日本大震災からの復興に向けて-

What's ILC?

ILCとは?

ILC(国際リニアコライダー; International Linear Collider)計画は、全長約30kmの直線状の加速器をつくり、現在達成しうる最高エネルギーで電子と陽電子の衝突実験を行う計画です。宇宙初期に迫る高エネルギーの反応を作り出すことによって、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、質量の謎に迫ります。

ILCの目的

ヒッグス粒子を観測することにより、どのようにして宇宙が生まれ、物質が生まれたのか、という人類が長年抱いてきた謎の解明に挑むことができます。また、その応用範囲は、医療・生命科学から新機能の材料・部品の創出、情報・通信、計量・計測、環境・エネルギー分野まで、非常に多岐にわたると考えられています。

ILC PROJECT [国際リニアコライダー計画]